イヤシロチ、ケガレチという言葉をお聞きになったことがあるかもしれません。
発見した方は楢崎皐月という博士です。
博士はもともと絶縁オイルや人造石油などの研究をされていた多くの業績のある博士です。
博士が小規模な製鉄をあちこちでやっていると、材料も技術も同じなのに鉄の出来上がりに差ができてしまうことに気づきました。
差が生じる条件を調査した結果、どうも場所によるのではないかと考えました。
そこでさまざまな土地を調査し次のようなことを発見しました。
- 優勢生育地帯: 大地電流が全て上から下へ流れ、流れる電流も多い
- 劣性生育地帯: 大地電流が全て下から上へ流れる
- 普通(標準)生育地帯: 電流方向が上から下の部分と、下から上の部分へと流れる部分が混在している。
(しばしばこの議論の時に酸化還元電位の話がでますが、酸化力、還元力共に簡単ではない概念ですから省きます。)
これにより現象としては
イヤシロチ
植物生育の優勢地で人間の健康地でもあり、物質の耐久性を付与する地帯です。
ケガレチ
植物生育の劣性地帯で、人間には不健康な土地で、ものが腐りやすく壊れやすい地帯です。
楢崎皐月博士は「カタカムナ」でも知られるため、カタカムナと土地の特性の発見が混同されています。
しかしカタカムナというオカルトに足を踏み込まなくても、イヤシロチ、ケガレチの場所の特性は博士により科学的に測定された結果です。
ケガレチは物理的に測定すると電気特性が安定しない場所だとわかっています。楢崎博士はケガレチを改善する方法を発見しました。
それがしばしば「埋炭」と呼ばれる、炭を大量に埋める方法です。
この対処方法もオカルトでもなんでもなく、大きな導電性のある物質を埋めれば、当然、土地の電気特性は安定します。炭は水分をふくむと電気をとおし、錆びませんから効果が長続きするし、安価です。
さて電気特性が安定しているか、いないかということを、特別な測定器具を使わずに簡単に知る方法はないでしょうか?
あります。
それはコンパスです。
電流が流れると、どれほど微細であっても磁界が発生します。
埋炭を本当にやっている建築士の話を聞くと、確かにケガレチでは磁場が安定しない、場合によってはおかしな方向を向くそうです。
それがジオパシック・ストレスなどという土地の障害の話にもなっていきます。
と、ここまでは土地の話をしました。
さて、私達の多くは都会で暮らし、通常、空中に住んでいます。
庭付き戸建てではなく、マンションの一室に住み、さまざまな電磁波や磁界に囲まれて暮らしています。
目に見えないから気付かないだけで、コンパスなどをもって部屋を移動しながら調べると針の振れが一定ではないことを実感すると思います。
もちろんたまたまイヤシロチになってしまっている部屋もあるはずですが、一般的には程度の差はあっても不安定な磁場だと思います。
このような部屋に住むとストレスはなかなか解消しないし、本来の能力を発揮しづらくなることは言うまでもありません。
室内ですから電気が流れる話より、影響度が大きいのは磁場の不安定さです。
対策はないのでしょうか?
少なくとも小規模で比較的磁場を安定させることは可能です。
この製品はそのような目的で開発されました。
強力なネオジウム磁石を水上に置き、ひとつの部屋くらいの磁場を安定させる装置です。
(コンパスの針も磁化はされています。しかし、とても弱く、周囲に影響を与えることはありません。)
強力な磁石は少々の磁場の変動の影響を打ち消して、地磁気のほうを向きます。それにより安定した磁場を室内に作り出します。
「ケガレチは地磁気が低い」と表現されていることがありますが、地磁気は地球全体に広がっている強力なものです。その地磁気を利用し、磁場を安定させようというものです。
試しに水上に置くと奇妙な動きをします。
たしかに水は対流するので、どこであっても多少は動きます。しかし、あまり条件のよくない部屋に置くと磁石はあちこち漂うのです。
漂いながら地磁気にひっぱられ、周囲の磁場を安定させようとします。
今まで様々な製品が「周囲をイヤシロチ化する」として売り出されてきました。マインド・クラフトらしく理論に裏付けられたイヤシロチ化製品は初めてではないでしょうか。
この商品には
- ネオジウム製浮く磁石
- 水浄化用水晶
- 小型皿(直径10cm)
がふくまれています。