LEDの点滅による治療

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LEDによる光の点滅により身体の損傷を回復したり、コリをほぐしたりすることができます

身近ですでに商品化されています。
島津製作所が輸入し、森下仁丹が販売していたメディケア ヒカリバンは赤外線LEDの照射で痛みを軽減するというというものでした。
赤色光のLEDを鼻腔内に差込み、4分30秒照射(一日2、3回)することで花粉症の鼻水が出なくなるという商品も売られていました。商品名をバイオノーズといっていましたが、いつしか市場から消えました。
赤色LEDがエステでも使われているようです。

なぜLEDの光が治療に役立つのか?

この方面には多くの研究例があります。細胞の回復については、ウィスコンシン医科大学のハリー・ウィーラン博士はメタノールでラットの網膜を傷つけたあと、LEDの照射で95%まで細胞が回復したといいますし、アメリカ海軍の特殊部隊(SEAL)の兵士の負傷に照射したところ、回復率が40%も向上したというレポートもあるようです。カリフォルニア州レッドウッドシティのジョセフ・プレンダーガスト博士は糖尿病による末梢神経障害の患者の患部に40分の照射を10回続けてみたら、患者の95%が少し回復を感じたといいます。

これらの研究の出所は、NASAのマーシャルスペースフライトセンタ(NASA Marshall Space Flight Center)であり、たくさんのレポートと写真があります。(もちろん、全部、英語です。知らん顔して日本でも配布されてます)

例えば以下は、http://www.msfc.nasa.gov/news/news/releases/2000/00-336.htmlを軽く訳してみました。

ミルウォーキーにあるウィスコンシンのメディカルカレッジの医師達は、光線のヒーリングパワーがNASAのスペースシャトルを発展させる技術として、役立つことを発見しました。もともとは宇宙での大量生産の植物栽培研究のために考案されたもので、LEDで強力な光を発することで、地球上の患者すら助ける方法が発見されました。

医師達はこの特別な光線が糖尿病による肌の潰瘍や、重度のやけど、科学療法や発熱による口内炎をどのように和らげられるかを実験しています。このプロジェクトはFDAが承認し、NASAの小規模ビジネス研究会により資金を供給されています。アラバマのハインツビルにあるNASAの技術移転部門をとおして契約のもとで実験や人体へのテストがおこなわれています。

これまで患者にみられたこと、培養細胞により実験室内でみられたことなどがひとつの結論に達します。ウィスコンシン医科大学の小児神経学専門医、および高気圧循環医学の医師Dr.ハリー・ウェランは「これらのLEDから放射される赤外線に近い赤色は細胞内のエネルギーを増加させrます。地球上の病院でも改定の潜水艦の中でも火星に行く途中の宇宙船の中でもLEDの光は細胞のエネルギーを活性化します。」

Dr.ウェランの発見は2001年宇宙技術・応用国際フォーラムの主題や論文に掲載されるようです。

ダイオードを放射する光線を使ったウェランの研究は、口内炎や潰瘍の痛みを軽減するために、すでに驚くべき効果を見せています。そしてこの療法は効果も早く得られ、痛みをまったく伴わないのです。

痛みを和らげる装置は小さく、10センチ四方の四角にLEDが並んでいます。看護婦はそのLEDの箱を患者のほおの外側から毎日、1分間あてます。それだけで痛みがやわらぐのです。

何人かの子供たちは、口の痛みのせいで固形物が食べられず、注射で栄養をとっていました。ミルウォーキー・ウィスコンシン医大の助教授であるDr.デビッド・マーゴリスは「口内の痛みを防ぐことで患者の飲食能力が維持され、免疫の低下をふせぎます。」

ウェランとNASAの共同研究はクァンタム・デバイス社のオーナー、ロナルド・イグナティスがレーザー光線により活性化された薬を使ったウェインの外科手術を学んだところから始まりました。

イグナティスは最初は植物栽培のための光線を研究していました。「LEDの光は宇宙での植物栽培には必要であり、同じ光線が医師には腫瘍を取るために必要です。」

実験室ではウェランと彼のチームは肌や筋肉の培養細胞がLEDによる赤外線を照射していない培養細胞よりも150~200%も早く増殖することを明らかにしています。科学者はどのようにして細胞が光線に刺激されるのか、どの波長が最適なのかを研究しています。

痛みを軽減する研究を推進するために、海軍特別作戦司令部に選ばれたウェランはノーフォークやサンディエゴの軍でもあ働いています。そこでダイオードの光線の照射により弱い筋肉を鍛える訓練で患者に40%の改善が見られたと報告しています。(LEDによる)痛みの軽減装置は潜水艦ソルトシティにも搭載されており、医師はLED光線を使うと50%も早く癒されると報告しています。通常14日かかるところが7日で直るというのです。

LED研究プロジェクトは100人の患者とふたりのウィスコンシン医大の関係者と共にあと、18ヶ月続けられます。細胞の成長にLEDがどう影響するか、宇宙での筋肉のおとろえ、ダメージを受けた細胞の回復などにLEDの利点を見出すことでしょう。

ここに報告されているように、現時点ではLED照射がなぜ人体に有効なのか、理由は不明です。仮説として(日本ではこうだ、と言い切ってますが)「細胞のミトコンドリアの活動を手助けする酵素シトクロムオキシターゼが、電子を運ぶ際にLEDの光から電子を受け取っているのではないか、」といっています。しかし医療用LED照射機器を作っているアノダイン・セラピー社のCOOのデイル・バートウェルは、「もしそうなら、どんな傷もキャンデーを食べることで治るはずだ」と反論しています。

それはそうかも知れません。臨床例を調べると、色(波長)による効果の違いがいわれていることや、メイヨークリニックでの「特定の波長による 研究(Lasers in surgery and Medicine 9:1-5 Mayo Clinic, Rochester Minnesota,1988)」という見解もあるのです。理由はわからないとしても、

  • 各種炎症の軽減
  • 毛細血管への血流の増加
  • コラーゲンの生成の促進
  • 傷の早期治癒
  • 神経への痛みの軽減
  • 新陳代謝の増加
  • ツボへの鍼灸の代替として

に有効だといわれています。

他にも植物の生育に有効であることもたくさん研究されています。例えば、こちらにも大学の論文があり、LED照射の効果は確実なようです。

ここからは、困ったちゃんのお話です。

青色LEDについては、世の中にはなばなしくデビューしたのでご存知の方も多いでしょう。光の三原色の青色の発光体のおかげで白色に光るLEDがでてきました。なぜ白色が出せるかというと、最も周波数の高い青であるならば、その光で蛍光体(蛍光灯の中身)に照射すればいいのです。原理自体は今の蛍光灯と似ています。

ところが、新しい文明製品にはすぐに呪術的、オカルト的な意味を与える輩が後を絶ちません。白色LEDの光の照射で原子の転換ができる、などと主張している商品すらあります。原子が転換できるのならば、錬金術(卑金属から金を作り出す)が可能だということになります。癒しとかリラックスとかケチな話をせずに、バンバン貴金属を作って、一躍、大金持ちになればいいのに。主張している人たちは、とっても欲のない人たちなんでしょうか。その割にはメチャクチャ高額な気もしますが。(鬱)

また、マスコミは光の三原色、赤、青、緑から、青色ダイオードで白色光が三色の混合でできるようなことを報道していますが、違います。
白色ダイオードは蛍光物質を青色ダイオードのような高い周波数で励起し、さまざまな色を発するから白色になるのです。
3原色は人間の目がその三色に反応しやすいのです。

LEDの発光自体はまじめに研究されているのにもかかわらず、科学的無知につけこんだ大ウソ理論は枚挙にいとまがありません。

とはいえ、NASAの事例をもとに、上図のようなLEDの光を大量にあてて痛みを軽減したり、植物に照射してみるために次のような装置も製作しました。最近は、LEDでできた光源は大きな電気屋さんに売られているので、探してみてください。たしかに血行がよくなる感じはします。

お使いになられた方から、次のようなコメントをいただきました。

痛み軽減しました。自然にいつのまにか取れている感じです。
痛みが強いところはかなり時間がかかりますが、酷くなければ結構取れます。
一番感じたのは、ライトに当たっているとリラックス効果を得られることですね。

すばらしい。やはり効果はあるのです!

手軽にLEDの点滅を試す方法はあります。オーラ視で使った次のソフトをスマホで稼働させてみましょう。

https://mind-craft.net/blink

面発光となりますが、色を指定して点滅させた光を患部に当てることができます。
赤色を指定してコリをほぐす、などはどうでしょうか。
ぜひ、試してみてくだい。