長年、辺境科学を研究してきました。
その中には占いの動作原理の研究もあります。
好みでもっぱら東洋の占いが中心です。
というのも、東洋の占いは原理が陰陽五行、十二支でほぼ統一されているからです。
ここでは日本では占いの王道とされている易占をカンタンに使いこなす方法を伝授します。
この記事にある近道を知れば、そのあたりの占い師レベルの結果を自分のために出せます。
事の隠れた真相、このままいけばどうなるか、などを知ることは人生にとても有利に働きます。
今はもうおなくなりになった作家で高木彬光という方がおられました。推理作家なのですが、歴史にも造詣が深く、邪馬台国や易聖と言われた高島嘉右衛門の生涯を本にされています。
巷には当たらない易者だらけですが、高島嘉右衛門は易で未来を見通し、大金持ちになり、横浜の発展に大きく寄与されました。最後は伊藤博文の暗殺も占っていました。「大予言者の秘密―易聖・高島嘉右衛門の生涯」などに詳しいです。
このような良い本が歴史に埋もれていくことはなんとも残念です。
易占を活用するための秘策をここに公開します。
なにも知らなくても、このページを読んで教材を揃えるだけで、あなたも易占ができるようになります。
易占の最低限の知識を伝える記事、本がなかったのですべて新たに書き起こしました。
一緒にがんばって学びましょう。
陰陽五行とは
占いは時代と共に進化してきており、某月某日にパッと四柱推命が出現したわけではありません。
大雑把に占いの進化を中心に概略を見てみましょう。
陰と陽
光あるところに影あり、の陰陽理論の成立は相当に古く、いつなのかははっきりしません。
ただ原始的とは言えない点は陰陽が変化を続け、循環することを認識しているという点です。
「陰極まりて陽となる。陽極まりて陰となる」を表した左の太極図など、なかなか常人が気づくところではありません。
おそらくは月と太陽の運行から気づいたのではないかという説もあります。
最初は未来を占うとかよりも、自然を観察して発見した思想かと思われます。
五行
木火土金水で知られる五行の世界観は「陰陽論とはまったく別に見出された」思想です。
五行の関係の基本を見ておきましょう。
五行は森羅万象すべてを木火土金水のいずれかの性質に分類します。
そうやっておいて、
木→(こすりあわせると)→火→(燃え尽きると)→土→(鉱脈から)→金→(冷えると表面に)→水→(養う)→木
という順番を相生(生かし合う関係)といいます。
ほとんどの五行の説明にはロクに書かれていませんが、逆は相生といいません。例えば、火が木を生じることはありません。一方的な関係であることにご注意ください。
上の循環している相生以外の関係は相剋といいます。
・木は養分を土から吸い上げ、土を痩せさせる。
・水は土にせき止められる。
・火は水で消される。
・金は火に溶かされる。
・金は木を切る。
と解釈します。
基本を理解したところで、この五行の考え方は相対的であることに注意してください。
例をあげると「金剋木(きんこくもく)」は金が木を傷つける現象や時を表しています。
ここでいう金は必ずしも金属とは限らないのです。金属でも鉛のように柔らかい金属もあり、木でも黒檀のような水に沈むほど硬い木もあります。
そういう物質の例をあげて「金剋木」なんてなにも自然現象を表していないじゃないか、と言って論破したつもりになっている人がいますが、五行理論はそういうことを言っているのではありません。
五行理論での金には「冷たい、硬い、堅実」などの意味があります。木には樹木のように「発育、成長」などの意味があります。金剋木が「頭の硬いオヤジが、子供の成長を邪魔している」という意味であることもあるのです。
その時、その時の事象の特徴を五行で表現するとなんになるか、という観点で世の中の森羅万象の関係を見るのが五行理論です。
陰陽五行理論
陰陽理論と五行理論はまったく別物であったと書きました。
このふたつをまとめた人はわかっています。中国の戦国時代末の人、鄒衍(すうえん)だと言われています。
ただし理論としての完成は、高校の歴史書にも出てくる前漢時代の大学者 董仲舒(とうちゅうじょ)が成し遂げたと言われています。
よく「占いは統計だ」とか「占いには根拠がない」などとまったく学んだことのない人が言っていますが違います。
当時の時代を代表する学者が研究した理論なのです。
じゃなきゃ、易経が科挙の必須科目の四書五経に含まれたりするわけがありません。
この陰陽五行により十干が定められました。次のとおり。
十干 | 音読み | 訓読み | 意味 |
---|---|---|---|
甲 | コウ | きのえ | 木の兄(+) |
乙 | オツ | きのと | 木の弟(-) |
丙 | ヘイ | ひのえ | 火の兄(+) |
丁 | テイ | ひのと | 火の弟(-) |
戊 | ボ | つちのえ | 木の兄(+) |
己 | キ | つちのと | 木の弟(-) |
康 | コウ | かのえ | 金の兄(+) |
辛 | シン | かのと | 金の弟(-) |
壬 | ジン | みずのえ | 水の兄(+) |
癸 | キ | みずのと | 水の弟(-) |
十二支
十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)は陰陽とも五行とも違う理論です。
おそらく月の運行から見つけられた法則だといわれています。
なぜならば太陰暦(月を中心とした暦)では一年がおよそ12ヶ月となります。
(もっとも月の運行だけだと狂いが大きいので太陰歴ではうるう月というものがあります)
この考えも殷王朝からあった古い自然観です。
東洋の占いは陰陽+五行+十二支で基本的な理論は完成しました。
総合した呼び名は、十干十二支、干支、天干地支などといいますが、どれも同じ意味です。
蛇足ですが、四柱推命などの比較的新しい占いは中国太陽太陰暦(中国農民暦ともいう)を使います。
十干十二支で表現します。
しかし十二支は易占いでは使いませんので、ここではこれ以上考察しません。
八卦
そして、一段の陰陽だけでは話しにならず、二段重ねても4とおりしか表現できず、三段重ねると8とおり。四段重ねると16通りになるのですが、古の誰かは3段重ねをひとつの単位として選びました。
選んだ人は、伏羲という古代中国の神話に登場する神様ということになっています。
その陰陽の並びから次のように8種類の八卦を定めました。
なぜそうなのかは陰陽の並びの関係から説明があるのですが、占いとはあまり関係ないので先を急ぎます。
八卦 | 卦名 | 音読み | 自然 | 家族 | 体 | 動物 |
---|---|---|---|---|---|---|
☰ | 乾 | ケン | 天 | 父 | 首 | 馬 |
☱ | 兌 | ダ | 沢 | 少女 | 口 | 羊 |
☲ | 離 | リ | 火 | 中女 | 目 | 雉 |
☳ | 震 | シン | 雷 | 長男 | 足 | 龍 |
☴ | 巽 | ソン | 風 | 長女 | 股 | 鶏 |
☵ | 坎 | カン | 水 | 中男 | 耳 | 豚 |
☶ | 艮 | ゴン | 山 | 少男 | 手 | 犬 |
☷ | 坤 | コン | 地 | 母 | 腹 | 牛 |
この順番で「ケン・ダ・リ・シン・ソン・カン・ゴン・コン」とおぼえてください。
自然の欄の 乾=天、兌=沢、離=火、震=雷、巽=風、坎=水、艮=山、坤=地のどちらでも呼ばれます。
「テン・タク・カ・ライ・フウ・スイ・サン・チ」もおぼえておいたほうがいいです。
六十四卦
易占は、この八卦を二段重ねて占います。
下の図は64卦(8×8)中で最もめでたいとされる地の下に天がある地天泰です。
街角の易者の机の前には必ず地天泰を貼っています。
なぜ天地がひっくり返っているのにもっともよい卦とされているかというと、地は沈もうとし天は上昇しようとし、変化するからです。変化することがもっともよい卦ということは、とても易らしい考え方ではないでしょうか。
上の地の部分を上卦(かみけ)、下の天を下卦(しもけ)と呼びます。
この上卦、下卦が出来上がると易占では現状を示しているとして「本卦(ほんけ)」と呼びます。
卦は地と天からできていて、なぜ泰とついているのでしょうか?
これはその組み合わせをひとことで表現した呼び名です。64卦にはすべて一文字か二文字の呼び名がついています。
その卦のテーマといってもよいかもしれません。
本来、プロは地天泰と覚え、その泰から状況を見極めるのですが、ここでは呼び名だと理解できれば十分です。
爻(こう)
もともとは八卦を二段載せたものでしたが、易占の世界では6本並んだ一本一本にとおしで呼び名がついています。
それを爻(こう)といいます。
爻は独特の呼び名があります。
下から順番に成長するように数えていきます。
さらに一番最初は「初」、最後は「上」となっています。
すべてに単位のように爻をつけるのを冗長だと考えたのかどうか知りませんが、爻はその陰陽をふくめて呼ばれることがよくあります。
その場合「爻の場所+陰陽」という形で呼びます。
陰陽を陰は六、陽は九で表現します。
初爻が陽だと、「初九」と呼ぶのです。
逆に記しているものもあります「陰陽+爻の場所」形式です。
どちらの形式なのかは九と六がどのように使われているかで判断してください。どちらの数字も爻の場所としては使われません。
(六爻という表現がなく、上爻と呼ぶことに注意してください。)
爻が動く時
先の八卦の二段重ねである地天泰は現状を表します。
それでは未来はどうなるのでしょうか?
そこで易占では(やり方はいろいろありますが)この6本の爻のどれがグラグラしているか、動きそうかというものを見つけます。一本だけです。
例えばここでは地天泰の三爻が動き出している爻だとします。
そういう爻を動爻と呼びます。
お疲れ様でした。これで易占をやるための最低限の知識が身につきました。
不安なところは読み返してみてください。
易経
易経を表したのは八卦を定めた伏犠という説もありますが、周王朝を打ち立てた文王が幽閉されていた間に64卦について書いたとされます。
後に周公が各卦の爻についてトータルで384(64X6)の爻の解説である爻辞(こうじ)をつくったといわれています。
さらに解説を孔子が加え(学術的には否定されています)ました。十翼と呼ばれています。
繰り返しますが、歴史上の名だたる人々が陰陽五行理論、易を発展させてきたのです。
ちょっと易経の原文を覗いてみましょう。例えば地天泰は易経ではこうです。
「泰 小往大來 吉亨」
読み下し文です。
「泰(たい)は小往き大来る。吉にして亨(とお)る。」
三爻の解説です。
「九三は平らかにしてかたむかずということもなく、往きて帰らずということなし。艱貞なれば咎(とが)なし。うれうるなかれ、それ真(まこと)あり。食において幸いあり。
象(たん)に曰く、往きて帰らずということなし、天地交わるなり」
「象(たん)に曰く」部分は十翼です。
どれもこれも普通の人には理解不能です。
だから易経を解説した解説書は過去から膨大にあります。
そして秘密兵器があります。
実際に占うためには
まじめに占いの学校や膨大な易経の本を読むというアプローチもありますが、おすすめしません。
努力する割に的中しないのです。
ほとんどの易経の本が理論を説明することに夢中になっています。たまに占った結果のレポート(実占例)がついていることもありますが、理論どおりにいった都合のいいものしかなく、自分が占う時の参考になりません。SNSなどで占った時、結果の反省会をやっていることがありますが、たいていは「ああ、こういう意味だったのか」と理屈の後付けばかりで道は遠いようです。
占った結果をどう解釈したらいいのか、経験則から書かれた本はほとんどないのです。
当たり前です。書いた占い師の力量がもろに出ますから、普通の人は書けません。
ところが昔から、一冊だけ例外の本があることを知っていました。
著者はすでに亡くなっておられる銭天牛氏です。氏は生前はもっぱら西洋占星術で名を知られ、手相もやられていました。
そういう方がなぜか易占の本をお書きになっておられるのですが、この本は実際に多数を占った結果をコツコツと貯めて、易の本文を実践例から解釈されているという例外的存在の本です。業界ではまったく評価されていませんが、我々からしたらものすごくありがたい本です。
だから氏も「銭流」と名付けたのでしょう。
卦の説明が少し足りないかもしれませんが、教科書的説明はネット上のいたるところにあるので、そちらを参照してください。
それでどれくらい的中し役立つかというと、実はこの本を使っているプロの占い師を何人か知っています。それほど実用に耐える本なのです。
この記事での易経までの解説は、この本を読みこなすためと、易経の解説本を理解するための前提知識でした。
占う前に
この本の49ページから具体的な手順が乗っています。
簡潔に要約してみます。
- 占うためには精神を集中する。占いことについてのシンボル(関係するモノ)を置くというのもよい方法である。
- 占うテーマを決める時に「どうなりますか?」はあいまいな答えしか出ない。「あの人と結婚します」と断言して、その後を占うことにしてください。
占い方
この本では擲銭法を勧めています。擲銭法(てきせんほう)は、中国の春秋戦国時代に鬼谷子が始めたと言われる占いの方法です。
六枚の古銭を投げるのですが、銭の位置で卦を決めることがどうも私にはやりにくいこと、動爻が複数出る(筮竹を使う場合は出ない)ことから、あまりやっておりませんでした。
ところが最近ですが、素晴らしい道具が出現しています。
この道具があるからこそ、記事を書いたようなものです。
易占用のさいころです。
使い方はものすごく簡単。
上の手順を忘れずに、3つのサイコロをあわせて一度、投げます。
短時間で占う動作が済むことは、やってみればわかりますが、とても助かります。
赤文字が上卦、黒文字が下卦、数字が動爻です。
あとは、銭天牛さんの本で該当する卦の解説を読めばいいのです。
銭さんの本では、天沢火雷風水山地で卦を検索します。
乾=天、兌=沢、離=火、震=雷、巽=風、坎=水、艮=山、坤=地ですので、
テン・タク・カ・ライ・フウ・スイ・サン・チ
ケン・ダ・リ・シン・ソン・カン・ゴン・コン
の両方は丸覚えしておけば、指を降りながら唱えるだけで相互変換できます。
以下の卦はなんでしょうか?
赤文字が上卦で坤ですから(ケン・ダ・リ・シン・ソン・カン・ゴン・コン)と指を折って最後の8番目。
(テン・タク・カ・ライ・フウ・スイ・サン・チ)と数えて8番目は地です。
黒文字が下卦です。乾ですから(ケン)で一番目。
(テン)は一番目ですから、天です。
暗記してしまえば一発ですが。
銭氏の本の4ページの表では、地天泰(188)と出ていますから、188ページを読んで泰のイメージを掴み、次に数字は三で動爻ですから、三爻の解説を読むのです。
何度かやればスムースに占うことができるでしょう。
この易専用サイコロと銭天牛氏のすぐれた易経の解説書があれば、事件の真実を見通すことができ、あなたの強い味方になります。
道具を使えない時は、このサイトのトップメニューに「梅花心易」があります。簡単な解説はリンクをたどればいいのですが、詳細にしりたい場合はやはりこの本を見るといいでしょう。
再占はダメ
占いは今の状況を読み取るものです。何度から占って都合のよい結果を強引に出したから、現実が変わるわけではありません。
ここをわかっていない人が多すぎます。占いは読み取りだけであり、占いを何度かやりなおせば運が変わるということはありません。
「初筮は告ぐ、再占すれば涜(けが)る。涜(けが)るれば告げず。」という言葉が山水蒙の卦に書かれています。
波を変えたい場合は、フェイトシフターなどを使ってください。そのために開発したものです。
次に占いたい時はなにかそのことについて事件が起きたか、一週間ほど間隔を開けてからにするとよいかもしれません。
占断例(1)
私が参加しているプロジェクトに違和感があるので占ってみました。
サイコロをふって出た目は、上卦が坎=水、下卦が兌=沢、爻は二でした。
水沢節 です。「苦節」という言葉があるように、節は頑張っている様子で美徳とされています。
しかし、続けて「苦節は貞(てい)にすべからず」とあり、かたくなさを易はよいとしないというのです。
そして二爻は「ドアを開けず、外に出ず、凶」
私のかかわっているプロジェクトは社内であーでもないこーでもないと「検討」しまくって5年も経ってしまっています。
今ごろ外に出ても時期を逸していて凶だというのです。
現状を正しく易は指摘し、未来が見えてしまいました。
占断例 (2)
占いは未来を見ることにしか使えないのでしょうか?
私の経験ではそんなことはありません。とくに易占は手軽に過去を占うことができます。
「過去を占ってなにが楽しいの?」
え?あなたはしょっちゅう「どうしてこうなった」と嘆いていませんか。
古い話で恐縮ですが、私が現在の職場に転職した時を占いました。
出た卦は「離為火 上爻」過去の自分の経歴を再確認して望めば大吉。
なかなか意味深で、私はIT業界でいろいろなことをやってきましたが、「サポート部門」だけは経験したことがなかったのです。それにチャレンジすることで、まぁまぁ、なんとか仕事ができたようです。
占断例(3)
今日、会った人は私にとってどのような意味がある人か?
出た卦は「雷水解 二爻」「狩りに行って狐三匹を得、黄金の矢を拾った」
人から羨ましがられるほどの幸運を得た、ということで今後、非常にプラスになる人と知り合ったようです。
占いは自分でやるのがベスト!
銭天牛氏がこの「水沢節」の項に偶然にも書いておられますが、占いは自分でやるのがベストなのです。
理由はたくさんあります。
まず、占いたいことはたいてい自分のプライベートに関することで、あまり他人には話したくないはずです。
事情も自分が一番よく知っているということでもあります。
長々と占い師に説明しても、占い師は仕事ですから聞きはしますが、他人のあなたの事件が切実であるはずもありません。どうしても真剣さは、あなた自身がやるよりも劣ります。
とくに易占は集中力が必要ですから、動機のあるあなたがやるほうがいいのです。
次にプロの占い師だからといって、それほど占いの技術に熟達しているわけではありません。
例えば、易占やります、四柱推命やります、タロットカードやります、なんていう占い師はそこいら中にいます。厳密には易占は卜占というジャンルで物事の吉凶を占います。四柱推命は運命学で人の人生の傾向を占います。タロットカードはカードによる予言に近いです。
まったく違うジャンルの占いをやっている理由は本人がどれもあまり当たらないことに気づいているからに他なりません。
あまりおいしくない街中華がお客さんの入りが悪いからカツ丼やオムライスを始めるようなものです。
ここで主題にしている易占はアジア圏ではマイナーな占いです。が、良書があることと日本では主流ですので、使いました。
アジア圏では出来事の吉凶は断易、運命は四柱推命や紫微斗数を使いますが、研究が進んでいるため古典に固執する日本とはレベルが違います。
私の知っている紫微斗数の先生は家一軒立つくらいのお金を毎年の勉強につぎ込んできたと言っています。本を数百万円分、買い漁ったところで、先生について毎年一門の人と交流して新しい技術や秘伝の取得をしている人には追いつきません。
つまり日本には海外と交流のある優れたプロの占い師はほとんどいないというのが、私が調べ会ってみた実情です。
先の紫微斗数の先生は別に宣伝をしなくても、そこそこのお金をもった人達のコンサルタントをしていますから収入には困りませんし、ご縁がないと会うことすら難しいでしょう。
近代の複雑な占いだからこそ、占い師に依頼せざるを得ないのです。
易占のような素朴な占いは自分で占ったほうが自分の問題への切実さがもたらす集中力と知識が的中を助けると考えたほうがいいでしょう。
最後に時々とはいえプロの占い師に騙される人が跡を絶たないという問題があります。
占いの王道と言われる易占でもこの記事だけで実用になる知識を持てます。
あとカウンセリングの能力があれば、お店だって開くことができるほどです。
もちろん易占は掘り下げれば、いくらでも深い知識が出てきます。
しかし、私達は忙しい中で身につけられる、実用になる武器を求めているのではないでしょうか。