ラコブスキーのマルチウェーブオシレーター

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ラコブスキーとはなにをした人か?

ニコラ・テスラといえば交流発電の父です。

彼は高周波電流が生体に効果をもたらすことにも気づいていました。
少なくとも「高周波は心拍機能を亢進させる。また体を温めるので風邪にもいい」と主張していました。

同じころロシアの技術者ジョージ・ラコブスキー(Georges Lakhovsky)も高周波の研究をしていました。
驚くべきことに、パリでテスラとラコブスキーは会ったという記録があります。

技術者であるラコブスキーは生体に興味があり、細胞をひとつの電気回路としてみなしていました。
「すべての細胞は振動をしている。その中心は核であり、そこから放射線が出ている」あらゆる生物は微弱な放射線を出しており、その放射線を受信・探知できると考えていました。
そうすると、本来正常な振動をしているのが健康な細胞で、細菌などの強力な放射の影響で細胞の振動は狂っていく。このことが病気なのだと考えていました。

だから本来の振動を回復してやれば病気は治る。

この考えのもとに、パリのサルペトリエール病院でラコブスキーは有名な実験を行いました。
人工的に腫瘍を作ったゼラニウムに高周波をあてるのです。
高周波をあてるといってもそれは宇宙から降ってきているものだとし、直径30センチのアンテナを取り付けました。
二週間のうちに腫瘍は縮んだのです。(写真の茂っているものがアンテナに囲まれたゼラニウム)

そして1931年、ラコブスキーはあの有名な「マルチウェーブ・オシレータ」を発明します。
ふたつの同心円を描いたリングが向かい合っています。ここからさまざまな高周波が同時に出力されます。

この装置は多くの治療効果が伝えられています。ガン、関節炎、リューマチ、頭痛。ほとんどの病気が数回の治療で回復したといいます。
パリで話題になったようです。

 

しかし、第二次世界大戦前夜、ラコブスキーはニューヨークに亡命し亡くなったようです。

MWOはそのまま歴史から消えることはありませんでした。
このブログでもよくでてくるボブ・ベックが1963年に南カリフォルニアの病院の地下に保管されていたMWO装置を発見しました。
彼はなんとか修理をし、Multi-WaveOscillatorの米国特許(特許番号1,962,565)を比べて中身を確認しました。
研究結果はBorderlands journalに掲載され、1986年にThe Lakhovsky Mutliple Wave Oscillator Handbookというタイトルの大著にまとめられました。これにより多くの人がMWOを知り、再現テストを行ったのです。

装置については詳細がわかっています。なぜならば2009年にイタリアで死蔵されていたオリジナル装置が発見されたからです。

原理はどうも火花放電を利用しているようです。火花はさまざまな周波数を発生します。その中でアンテナにあった周波数が増幅されているのでしょう。

高周波を利用する

ラコブスキーのMulti-WaveOscillator(MWO)のアンテナパターンはそれからさまざまな人に受け継がれました。
経験的に私たちの体の細胞をその自然な振動電位に戻すために役立つことが発見されたのです。(試しに”Lakhovsky mwo antenna”で検索してみてください。たくさんのラコブスキーアンテナが売られていることを発見するでしょう。)
アンテナは周囲の自然エネルギーを動力源としています。(前述のゼラニウムのテストを思い出してください。)り、常に動作しているとされます。同心円のリングは、広範囲の高調波周波数を生成し、負のEMFを再構築および減衰し、すべての生命体に有益な自然なコヒーレント情報のみを放出します。