立証された「幸福を感じる能力」

まず、この新聞記事を読んで欲しいです。

幸福の度合い:強く感じる人ほど右脳側面に特徴 京大

毎日新聞 2015年 (最終更新 11月21日 12時36分)

強く幸福を感じる人ほど、右脳側面にある「楔(けつ)前部」の体積が大きいという傾向が、京都大大学院医学研究科の佐藤弥(わたる)准教授(脳科学)らのグループの研究で明らかになった。幸福の度合いを客観的に測定できることを示した世界初の成果といい、20日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツ(電子版)に掲載された。

これまでの研究では、質問による主観的な幸福の測定はできたが、客観的な測定方法は一切なかった。
グループは成人男女51人(平均年齢22・5歳)に対し、生きるうえでの目標の有無や、同年代と比べて自分が幸福かどうかなどを尋ね、総合的な幸福感の強さを調べた。一方、各自の脳内を磁気共鳴画像化装置(MRI)で調べたところ、うれしい、楽しいと感じる時に活性化するとされる楔前部の灰白質が、幸福感が強いとされた人ほど大きかったという。

佐藤准教授は「瞑想(めいそう)トレーニングによって楔前部の体積が変わるという研究報告もある。科学的データに裏打ちされた幸福増進プログラムを作ることも期待される」としている。

これの意味するとこを私なりに考えると、

普通の人は「幸福とは探して、努力して出会うものだ」と思っていますよね。
だから、次々と幸福になれそうないろんなものを得ようとします。
その方法には終わりがなく「欲望は無限大」と評されます。

しかし、スピリチュアルの世界やマインド・クラフトでずっと言ってきているように、幸福への感受性を高めるトレーニングをすれば、幸福を感じる能力は高まる、のです。
スポーツなどとまったく同じで、楔前部が生まれながらに発達している「才能のある人」もいるけれども、トレーニングで発達する人もいるということです。

しばしば「自分の心の問題なんて自分が1番よく知っている」と私達は思い込みますが、このような客観的事実もあるのです。

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