安倍晴明ゆかりの地 訪問記

2014年追記:以下の記事を書いたのは、2007年の4月であった。
それから5年後、私は安倍晴明の子孫の陰陽師の前に座っていた。
常々思うが、自分が信じる対象という存在は自分を助けてくれることがよくある。
これは陰陽師に限ったことではない。

先日、実家に帰ったついでに時間があったので安倍晴明関連をまわりました。

大阪府の阿倍野近辺に安倍晴明生誕の地に建立された神社があります。天王寺駅から路面電車に揺られて、3つめの「東天下茶屋駅」で降ります。そこから、ものの5分歩いたところに小さい神社はありました。

型どおりにお参りをして、平日だったので人っ子ひとりおらず、暇そうなお守りを売っているおばちゃんとお話しをしました。もっぱらここは「占師の神様」ということになっているらしいです。「おみくじは抜群にあたりますから。」といわれ、ひいたら確かに抜群に当ってた。スゲー。おみくじはお札としても役立つから持って帰るべきで、一年たったら古札として納めたほうがいい、とおばちゃんは教えてくれました。

横には占いをやってくれるボックスがありました。こういう場所に店を広げられるのですから、一流の人なのでしょうか。
せっかくなので基本的なところを見てもらいました。陰陽道の占いってのは九星なんですかね?九星の暦をひねくり回していました。
2007年の終わりに金銭を失うトラブルがあるかもね、というありがたくない忠告をいただきました。
(この災厄は、半年遅れて2008年夏に来ました。これを的中と見るか、外れと見るかは難しいですね。)

次に阪和線の各駅停車でとっとこ和歌山方面にくだります。北信太という駅で降りて、しばらく歩くと葛の葉稲荷があります。

数十年ぶりに訪れたましたが、立派になってぇ!

ここは、安倍晴明の母の狐が住んでいた場所だといわれているし、境内には白蛇が住んでいた大木の後が祭られています。ミョウなパワーを感じる神社であります。

帰ってきて、すっかりモラルのあがった私はインターネットで安倍晴明を久しぶりに調べてみましたが、やっぱり陰陽道ってわからない。密教のような護符、出所のはっきりしない九星占い?戦後?
ソロモンの魔術のような精霊を使役することなどなど、後世の話がいろいろまざってないか?こういう方法論がスピリチュアルなレベルでも有効かというと「???」な気がしますねぇ。

ネットでは安倍晴明が流行したのは、意図的にプロデュースされたものだ、とか訳知り顔にいっている人もありました。あのね、映画にするほどのものはすべて意図的にプロデュースされるのです。でも、流行るか流行らないかは消費者にまかされていることを忘れるわけにはいかないですね。

もし、流行がコントロールできるのならコンシューマ向けビジネスは、ずーっと簡単に儲かるでしょう。私もやりたい(笑)
ともかく、歴史の隅にいた安倍晴明についての事実と言い伝えとデマの区別はむつかしいし、だからどんなホラ話も許されるのでしょう。
今度は、機会を見つけて京都の安倍晴明神社に行ってみたいと思います。

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