終わらない物語

ユングが発見した個々人を超えた、共通の意識基盤のことをいいます。

もちろん触れるものではないし、物理的にどこに存在するかはわかりません。
ユングはこれを、精神病院の患者のつぶやきと、古代の宗教書の共通から発見しました。

ユングは集合無意識は、人に元からあるもので分類したものをアーキタイプ「元型」と名付けました。
元型は、神話に頻出します。

  • 王(アニムス)
  • 英雄(エゴ)
  • 美しい正しい姫(アニマ)
  • 賢者(知恵)
  • 賢い老婆(グレートマザー)
  • 愚か者(シャドウ?)
  • 永遠の子供

これらを精緻にしたものは、タロットカードの大アルカナに通ずるものになります。
神話はこういう元型がいろいろなストーリーを織り広げると考えると、以外にパターンがすくなかったりもします。
最も有名なものは、ジョゼフ・キャンベルが指摘した英雄物語です

  1. Calling(天命)
    予言からはじまり
  2. Commitment(旅の始まり)
    仲間を集め
  3. Threshold(境界線)
    外に出る
  4. Guardians(メンター)
    苦難の途中に賢者にあい
  5. Demon(悪魔)
    ボスキャラと戦う
  6. Transformation(変容)
    レベルアップ!
  7. Complete the task(課題完了)
    全クリ
  8. Return home(故郷へ帰る)
    エンディング

このワンパターンストーリを人物を入れ替えて繰り返すわけです。

 

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