キッチンハーブでも楽しめる薫香

弊社は薫香を扱っていますが、スーパーのスパイスコーナーにもいろいろインセンスになるものがあります。

一般的なインセンスの効能

お香をかぐと、鼻から脳に刺激が直接伝えられ、視床下部や脳下垂体に影響を与えます。
また、肺に到達するため薬効も期待できます。

 

一般的インセンスは次のような効能が種類にかかわらずいわれています。

疲労回復・リフレッシュ

お香の香りに意識をめぐらせていると、とてもリラックスします。
ぼーっとすることをよくないように言う風潮がありますが、とんでもないことです。
悩んでいたことの答えなどというものは、悩むことをやめてぼっとしている時に思いつくことはよく知られていますよね。
張り詰めた気持ちが柔らかな香りでほっとすることは誰もが感じることです。
さまざまなストレスで傷んだ心を癒やすことは、現代の日本では必須だともいえます。

脳の活性化

とても有名な話しですが、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の一節に

「私は無意識に、紅茶に浸してやわらかくなった一切れのマドレーヌごと、ひと匙のお茶をすくって口に持っていった」

その香りで幼いころの記憶が呼び起こされたことから、「プルースト効果」と呼ばれます。
嗅覚は脳の意識野でも認知されますが、扁桃体への経路もあり匂いの刺激に情動的反応を引き起こしていると考えられています。

浄化

言うまでもないことですが、場の浄化に香はたかれます。
仏教でも、キリスト教でも、ヒンドゥー教でも、それぞれで香はたかれます。
場を清める強力な作用があるからです。

キッチンハーブでも楽しめる

意外かもしれませんが、スーパーマーケットの食品売場などに売られているスパイスの中にもインセンスとしてよいものが多数あります。
ご自分でどこでも購入できるものなので、当店では扱いませんが、全部実際に購入して試してみた結果です。


食べられるほど安心ってことです。
買い集めてテストした、感想です。

セージ

香りはGood

薬効も高いスパイスで、口内炎、気道の炎症によいとされます。
アユールベーダでは「気分をかえる」とされています。

また、邪悪な霊的な存在に対して効果があることはよく知られています。

ペパーミント

一瞬爽やかだが、後は臭い。オイルのほうがよいでしょう。

消化促進、消化系の問題にはよいとされています。
また鎮静効果も期待できます。

バジル

香りはGood

古くからインドで使用されつづけてきています。香りの心地よさと神性の素晴らしい組み合わせです。

体を癒しリラックスできます。

マジョラム

香りはGood

痙攣の緩和、呼吸系の緊張緩和、子宮と循環を促進、消化の改善、加湿、リラックス、頭痛、不眠、不安などに有効とされています。

タイム

香りはGood

強い殺菌効果と抗ウイルス作用で有名です。肺から吸い込むと風邪予防などにも効果が期待できます。

カルダモン

人を選ぶ香り

ただし、インドでは古くから香として焚かれていた実績があります。
神経のバランスを整えるため、ストレスのリリースに有効です。

コリアンダー・パクチー

香りはGood

デトックス効果があるといわれています。
偏頭痛、不快感、神経症の緩和に効きます。
アラブ人は愛の営みのための香としたそうです。
眠くなることがあるので注意。

*妊婦の使用は避けるべきとされています。

シナモン

軽く焚くとGood

おなじみの香りです。
消化促進に効果があるといいます。
くつろいだ気分になれる定番です。
ティータイムにいかがでしょうか。

クローブ・丁子

すっとする香りでGood

殺菌作用があるとされています。
一方、性的刺激作用があるともいわれています。
いずれにしても強い香りの香です。

八角・スターアニス

少しだとまろやかな香りです。

中華料理で多用されます。
消化促進が期待されます。
エストロゲンという女性ホルモンの分泌を促す作用があり、生理痛が酷い方・生理不順の方への効果が期待されます。

バニラ

香りはGood

おなじみバニラの甘い香りがします。

 

以上、専門店で買わなくても楽しめるハーブのご紹介をしました。

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