仙道あるいは気功

今は世間から消えた達人の記録

気を操るひとつのトレーニング方法として仙道があります。 とくに有名なのが大陸書房(倒産)、学研のムーブックスから多くの著作をだされている高藤氏の仙道でしょう。
内容がリアルで信憑性がありそうなので素直に練習したら、効果を実感しました。ちょうどそのころ、かなり訓練を積んだ人の話を聞くことができました。高藤氏のやり方を実践する側から見ることのできる貴重な会話だと思います。

–どれくらいの時間を訓練、修行?に毎日、さかれていたのでしょうか?

実をいうと私は1日の修業時間にはあまり時間をかけませんでした。

一番多い時で1時間ぐらいだったと思います。 私が修業の際に重要視したのは、完成の状態を明確にイメージして取り組むということです。 例えば、小周天の場合には、陽気が各きょうに留まりながら、任脈、督脈を流れるさまを一度明確にイメージしてから、瞑想に入りました。

もちろん最初からうまくは出来ないので、気の流れが途中で止まってしまった場合に、その日はすっぱり諦めます。
毎日少しずつやっていれば必ず出来る様になると思っていれば、必ず出来るようになります。

おそらく大周天までは、自力で行けるはずです。ただ、大周天の頭頂開だけは、随分進歩が止まった後に突然来ました。

大周天以降は、少々の瞑想ではまず進歩は無理ではないかと思います。私の場合は外部の気を利用させていただきました。 具体的に言うと、まず、仙道の願望達成法を利用して「修行の場よ来い」と念じました。それによってある新興宗教団体に偶然入ることになりました。この宗教団体の総本山は、風水で言う竜穴にあるらしく、ものすごい気を発していましたので、この総本山に通って、教祖の話を聞く振りをして、瞑想にはげみました。
その結果、高藤氏の言う通りの丹光があらわれ、現在では採薬まで到達しています。もちろん、丹光が見えた時点で宗教団体の方は退会致しました。

— 半信半疑でやってては、とってもダメですね

その通りです。実は、これが最も修業の妨げになります。最初から完全に信じろとはいいませんので、自分自身で確認するまでは真偽の判断を保留する、という態度で修行にのぞんでください。

— 高藤氏は「あれでも、これでも練習できる」という書き方ですよね。 きっと達人なので、弘法、筆を選ばず、なんだと思うんです。

高藤氏の場合は、テクニックもさる事ながら、気のパワーのレベルが違うので何でも簡単に出来るのです。

凡人は高藤氏のいわれているもので、できるものを組み合わせるのもひとつの方法です。例えば、夢見が既に単なる夢以上の現実感を持っている方は夢見中に瞑想や動功、導引などをしてみるといいでしょう。(この部分、別の実践者の方のご意見)

— 初心者はどこから始めればいいのでしょうか?

最初にやるべきなのは、高藤氏の「驚異の超人気功法」の練気功、動功だと思います。 いきなり小周天からはじめても何も良いことがありません。小周天では気の流れは良くなるのですが、血の流れがあまり良くならないので片手落ちみたいです。
私は、これで随分苦労しました。つまり、小周天ができても血の状態はあまり変わらないので、体質があまり変わらないのです。

練気功をやることにより、体内の気血の流れを整え体質改善をし、動功である程度気のパワーをつけてから小周天に望むと良いと思います。 他の気功法もありますが、やはり、仙道の基礎を作るために組まれた高藤氏の練気功、動功が良いと思います。練気功、動功で体を作った後に、小周天を行い、さらに気の強化を行っていきます。

— どうやってうまくいったかを確認するのですか?

「超能力仙道入門」にのっている修行法は小周天、全身周天、大周天、採薬いずれも内的な体験であり、常に「本当に自分は仙人に近づいているのか」という疑念にさいなまれます。
この疑念を拭い去るにはどうすれば良いか。答えは簡単で、外部に気の力で働きかけるのです。

ただし、願望達成法だけは、不適格です。たとえうまくいってもやはり、「ただの偶然なんじゃなかろうか」とうう疑念が残ってしまいます。じゃあ、どうやるのか。

実はそれは、高藤氏が著書に示しています。例えば、小周天、全身周天の段階ならば、電車で乗り合わせた知らない女性と対人周天をしてしまうのです。対人周天と言っても、ただ気をめぐらすだけでは本当にできているのか分からないので、意識を使って気を女性の乳首、女性器に動かして行ったり来たりさせます。
修業が本物ならば、必ず女性は何らかの反応を示します。さらに修業が進むと、対人周天など意識せずとも、見えない「気」の手で女性の乳首、女性器をさわるとイメージするだけで反応する様になります。

そして、究極の確認法は、やはり、気象制御です。高藤氏の「仙道魔術遁功の法」の最後に出てくるのですが、これが本当に出来る様になります。自分で雲を分断できた時は、感動するとともに、仙道はやはり本物だったと心から納得したのを覚えています。
気象制御は、たどり着くのにそれなりの時間がかかるので参考にとどめてほしいので すが、最初の対人周天は、非常に有意義で楽しい確認方法ですので利用をお勧めします。

— 独習にあたって注意すべきことがあれば教えてください

仙道の修業を本格的に始めると、気の感覚がどんどん敏感になっていきます。
世の中の”気”が良い感じの気ばかりなら良いのですが、実際には邪気の方がはるかに多いのです。
高藤氏の著書にある邪気を払ったり、受け流す方法も将来はきっちり身につけてください。確実に必要になります。
その後(2007年夏), 別の高藤氏の講習を受けた方からメールでお話を伺ったことがあります。予想どおり高藤氏は、ひょうひょうというより威圧感のすごい人だったそうです。講習中は徹底して下半身の筋トレであまりの辛さに続かない人続出だったとか。
ただ、気を触ることができたのは後にも先ににも高藤氏の講習が唯一で、こんにゃくみたいな触感だったとのことです。

やはり即決で気を強めるには下半身の鍛錬(スクワット、馬歩)が大事なのでしょうか。飲み物は養命酒をグビグビ。。。?

それでは、みなさんの仙道修業が成功することを祈念しております。

最後に高藤氏が「気でお金をひっぱる方法」を書いた稀覯本 仙道帝財術の概要で個人的に役に立ったなということを記しておきます。

テクニックの前になぜこれの意味があるかということを高藤氏は説明していなかったと思うので解説しておきます。

多くのお金をもっていない人は財産のある人をお金持ちだと呼びます。しかし、財産をもっている人はそれをすべて運用に回しています。銀行口座に現金を置いていないのです。時々、銀行口座残高に数字が並んだ通帳を見せる人がいますが、あんな人はいません。
大きな意味で、これが経済というものです。
お金をストックだとみなすのか、フローだとみなすのかという大きな違いです。

高藤氏はそのフローであるお金の気を呼び込めということで、以下を提案しているのです。
この意味がわからないと「ありもしないものを瞑想するなんて、バカじゃないの」と思ってしまうかもしれません。

世界を循環する金の気を吸収する方法

  1. 現実の世界の主要都市を、金の気の大きな流れが巡っているとイメージする
  2. この流れは無数の分流があり、世間のあちこちを巡った末、また本流に戻り、再び循環していく
  3. 部屋の窓際に座り、「その流れのひとつが自分のところにも寄っていき、また本流に戻っていく」ことをイメージ瞑想する
  4. なにか仕事、ビジネスのチャンスのお金をそこにイメージで乗せる。この輝きは増していき、お金が入ってくる

リアルに感じる、見える、に従い、入ってくるおカネの量は桁違いに多くなってきます。
これはおカネの本質を示していますから、やってみてください。

こういうことこそが、意識の持ち方と努力しか知らない多くのビジネスマンに差をつけるコツだと言えます。

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