アカシック・レコードとは

しばしばスピリチュアルでアカシック・レコード(Acashic Records)というものが話題になります。

知らない方に説明すると、ざっとこんな感じ。

この宇宙に特異な場所(次元)がある。 この神聖な次元の中には図書館のような場所があり、これまでに起こったこと、これから起こることすべてが書かれた書物(巻物)が保管されている。
旅行者が何らかの方法でここにたどり着くことができれば、自分の人生について書かれた巻物を選択し、過去、現在、未来を知ることができる。

アカシックレコードにアクセスできたという人の予言がいかに当たらないかは、「予言あるいは預言」に書きました。
だからといって、著者を嘘つきとは言い難いのです。。。

多くの人がこの世は時間と共に一方向に流れている、と信じています。
人生、一度っきり、だから上のような「過去から未来」という話をすんなり受け入れます。
まぁ、普段生活していると、そうとしか考えようはありません。

しかし現代物理学の教えるところを考えれば、そうでないことはすでにわかっています。
それは「相対性理論」です。
しばしばこんな話を聞きませんか?
「光速に近いスピードの乗り物に乗ると時間の流れは遅くなる。したがって10年ほどそういう乗り物に乗って地球の時間に戻ると、その人は若いままになる」

この話は地球にいる人の観点からのみ語られていますが、その光速に近い乗り物に乗った人の観点から考えてみましょう。その人は乗り物に乗らなければ普通に時間を過ごしたのです。乗り物に乗ったため時間がゆっくりすぎるという体験をしました。その時、地球と交信でもしたらふたつの時間の流れを感じられるでしょう。

時間の流れが一方向に一様に流れているのであれば、この人の体験はどう説明すればいいのでしょうか?少なくとも時間の流れがふたとおりあることになります。

これは思考実験ではありません。
実際にジェット旅客機や戦闘機に乗って地球を回ると、ほんの少し、その機体の時計は遅くなるのです。
時間が体験の数だけある、ということを相対性理論は教えてくれています。

現代物理学では、宇宙は無限にあると考えています。多次元宇宙とかパラレル宇宙論といった言葉でググるといいでしょう。
「今」という時間すらいくつもあり、当然、過去も未来もいくつもあります。
あえて図に書くなら、こんな感じでしょうか。
現実は無限にあり、私達は少しだけ違う現実を渡り歩いているから違和感がない、という感じです。

この現実が過去、現在、未来、無限に存在していることを、ある人は宇宙にある図書館(アカシャ・レコード)というビジョンで見たのだと思います。
言えることはアカシャ・レコードを読んだとしても、それが私やあなたに起きることであるかはわからないということです。
違う本、巻物に飛んでいる可能性はあるのです。

多くの人が宇宙はひとつだと思いこんでいるから、勘違いをしやすいのだと思います。

いつも書いていますが「引き寄せの法則」でもなんでもいいのですが、ひとつの現実を生きている人が、意思をもつということは、別の現実に移動するということです。

同じことはバシャールも言っています。「人は自分が望む現実に移動している」と。
(「引き寄せ」という言葉がものすごーく誤解を招く表現であることがわかります)

人は移動するための意思を持ち続けるために、アファーメーションを唱えてみたり、紙に書いてみたりしているわけです。

本質は「意思を持ち続けることで現実をシフトする」です。

私自身、現実を変えるためにやっていることは「疑問を持ち続けること」です。
ただ単に「がんばるぞ!」じゃしんどいので、「◯◯になる(する)方法は?」などと疑問をもっていると、必ず答えが見つかります。それをやることで一歩前進、違う現実にシフト、といったところでしょうか。

話が脱線してしまいました。

アカシック・レコードとは、多次元宇宙を見た人のビジョンではないだろうか、というのが私の考えです。

さて

多くの人がアカシック・レコードを知りたい、みたい、理由は別に自分の不幸な未来を知りたいわけではなく、よい現実を体験したいからではないでしょうか?

別に他人のビジョンに関心があるわけではないと思います。

だとすると、「現実をシフトする」というアイデアについて考えてみていただいてもいいのではないかと思います。

マインド・クラフトで無料で読めた記事だから価値がないとお考えなら、10万円くらい寄付してから、ゆっくり考えていただいてもいいかもしれません。(笑)

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