月のちから

いろんな謎がある月

古来、月には魔力があるとされてきました。
聖別するために月光にさらしたり、霊力を高めるために月光浴などが行われ、さらに狼男、満月の晩は精神が不安定になりやすいなどといわれています。
また、女性の生理周期が月のサイクルに酷似した28日周期であることはよく知られており月の影響を生物は受けているといいます。

月の研究者によれば、新月・満月は突発的な犯罪が多く、上弦・下弦の月では計画的犯行が多いそうです。
理由があって、新月・満月は月の引力が最大となり緊張感が高まるためであり、上弦・下弦の月ではリラックスするので、暖めていた計画が実行されやすいとのことです。
統計のグラフを眺めると、そのようにも見えますかね。(「満月と魔力」の謎。黒木月光 著)

脳の研究家で時々トンデモな研究発表をする角田博士は、脳と感覚器の処理が新月・満月には逆転し、右の感覚器からの情報が右で、左の感覚器が左で処理されるという、があまり信じないほうがいいでしょうね。

先の女性の生理周期についても他の生物を見ると、チンパンジーの生理は36日周期、牛が14~23日周期、ブタは18~24日周期なんだそうで、月の影響をどう解釈すればいいのだろうか?

とはいえ、自然の周期を大事にする東洋運命学で月はとても重要な役割を果たします。西洋占星術でも同様です。

もっともわからない点が月の誕生です。
科学者のもっとも有力な仮説は、「地球が誕生しつつあった45億年前、まだ柔らかい時に火星ほどの巨大な天体が衝突して、宇宙に放出された岩石質の物質が集まって月になったというシナリオです。」

しかし反論は多数あります。ただし、月の運行の問題(同じ面を向く、ほぼ真円であるなど)は科学的に解決しているので取り上げません。

  • 月で採取した石が70億年前という説がある。これは地球ができる前である。
  • 月の表面側は隕石のぶつかった海とクレーターからなり、裏面は多数のクレーターと山が複雑な様相を呈しており、海はごくわずかしかない。
  • クレーターや海が浅すぎる。最高で6キロメートル。
  • 裏側のほうが表面側より平均6~9キロも出っぱっている。
  • 月の表面で地震を起こしてみると、空洞のように響く。
  • 大昔の伝承に月が登場しない。ギリシア時代の文献は「月の前」という表現をよく見かける。

などから、月は宇宙船で地球の軌道に留まっているという説があります。

根拠はありませんが、「んなわけないだろ」と思います。

しかし、その思いがグラグラしませんか?

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