ラジオニクス界の偉人(ジョージ・デ・ラ・ワー)

(George De La Warr 1904-1969)

エイブラムスの死後、イギリスの医師達の中で彼の治療法を試したいというものがいた。エイブラムスの本をもとに装置を再現したいと考え、ひとりの技師に依頼した。
それが、デラワーであった。デラワーは装置を制作するだけでなく、自ら植物に対してラジオニクス装置からのエネルギーをレンズをとおして植物にあててみたところ、病気にかかった植物が元気に生育することを確認できたのだった。
しかも植物本体に直接でなくても、葉一枚、もっと極端には植物を撮影した写真でさえも、植物本体のかわりができることを発見したのである。

クリティカル・ローティング・ポジション(Critical Roting Position)

DELAWARR CAMERAレンズで集約されたエネルギーは写真として像を結ばないだろうか?という考えのもとデラワー達はラジオニクス装置の中に感光板を仕掛け多くの写真をとった。撮り続けているうちに奇妙なことがわかってきた。

例えばヨウ素の結晶を回転させて何枚か写真をとる。すると、特定の角度のものは著しく大きい像を結ぶのである。この角度と同様の効果が横で磁石を回転させても得られることがわかった。ここでいう磁石の回転とは、N-Sの極の軸に対して平行方向に回転させるのではなく、垂直に回転させることをいう。

この特定の角度をデラワー達はクリティカル・ローティング・ポジション(Critical Roting Position)略してC.R.Pと名づけた。そのためデラワー達の開発した装置は、サンプルを回転させるかサンプルの横についている磁石を回転させるようになっているのが大きな特徴である。

PICTURE サンプルを正しいCRPの位置におき、レートを正しくあわせると、図のような写真をとることができた。(図は、妊娠を調べた結果の未来の胎児)
写真は体の内部、未来など、一般のカメラで撮ることができないものであった。
デラワー研究所には、このようなガラス板が1万枚以上残っている。
しかし、特記しておかねばならないことは、このような不思議な写真をとることができたのは、デラワーの夫人マジョリーなど当時、優秀なオペレータとして知られた人達に限られた。

妨害

デラワーは研究所を設立し、科学的アプローチでデータを蓄積していった。装置はすべて標準化されており、ひとつの装置での成果、例えば新しいレートの発見など、は他の装置に適用可能となっていた。

サンプルによる治療が可能ということは、距離は関係なくなりカナダやアメリカからも治療の依頼がきていた。
その中にある女性が治療を依頼し、「まったく効果がなかった。」と裁判所に訴えた。
「ラジオニクスがいんちき治療かどうか」長い間、争われたがデラワー達は最終的には勝利した。

しかし、相手の女性は貧困だということで裁判の費用を払わなかった。
多額の費用を費やしたデラワー達は研究をこれ以上、積極的にすすめることができなくなった。

一説によると訴訟をおこした女性の影には、イギリスの医師団がいたということである。

デラワー研究所

LABO. デラワー研究所では、デラワーが亡くなってからも娘のデピントンさんが引き続き、遠隔治療を行っていた。1995年ごろからは治療行為を止めたようだ。

ここでの治療は、世界各地から送られてきたサンプルを図のようにずらりと並んだ治療機により、遠隔治療が行われていた。

一台の遠隔治療器はこんな形。

遠隔治療において意味深いものは、治療方針、すなわちどれくらいの薬を、どれくらいの時間をウィットネスに与えるかといったことはデピントンさんが測定するが、治療装置に実際にそれをセットしたりメンテナンスするのはアルバイトのインド人の女性であった。

このことはさまざまな示唆を与えるものであろう。

さて、デ・ラ・ワー研究所で販売されていた機器の中身はどんなものだったのだろうか?さすがに全世界に販売されていただけに、現物の写真にはことかかない。以下がその写真である。

ご覧のように、この写真を電子技術の専門家の誰に見せても「意味がある」とは決していわないはずである。

左上から見てみると、ウィットネス入れがある。これは単純な金属の缶だ。ふたつのウィットネス入れ両方は接続されている。真中の調整装置は表はダイヤルだが、磁石の真中に軸の真中がつながっており、磁石を回転させられるようになっている。

ダイヤルは各ダイヤルから集められた線とハンダづけされている。 それぞれのダイヤルはポテンショメーターだが、ポテンショメータとしての役は果たしていない。単に一本の線で結線されている。

箱の横のカーソルに赤い線でスティックパッドとアースにつながっている。 スティックパッドは、裏から見れば単なる金属板である。ゴムのスキンは取り替えられるようになっている。
これが実体だ。

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