フェイトシフターと呪術

フェイト・シフターで呪術的な使い方をして成功したユーザーがいます。

詳細はさすがに公表できませんが、それに準じた使い方を研究したので、ご紹介します。
そのユーザーは「生霊」の問題をフェイト・シフターで解決しました。
生霊とは今、生きている人の執着が念となり対象の人に取り付くことです。
生きている人の念であるため、祓っても祓っても取り付きます。
困ったことに生霊を飛ばしている人に自覚がない(悪気がない)こともよくあります。

それを霊符で解決したのです。

かつてマインド・クラフトでも「霊符プロジェクター」というものを製作していたことがありました。
再度、フェイト・シフターにより霊符の力を借りてみようと、この記事を書いております。

霊符にはいろいろありますが、特に「鎮宅霊符72符」は有名です。
古い有名な霊符は、タロットカード同様、過去、多くの人が頼り、大きなソートフォームを持っています。
さて、本題の霊符の活用に入る前に、霊符とはなんなのか?を考えてみたいと思います。

霊符は、もともと道教の玄天上帝(真武大帝)神様から与えられたものだといいます。
具体的には、鎮宅霊符は道蔵(一切経)の中の「太上秘法鎮宅霊符」が原典で、おそらく平安時代に密教僧により持ち込まれたのではないか、という説があります

昔知り合った華僑の風水師は「日本と中国の間を『よく効く霊符だ』と往復しているうちにできた」とおっしゃっていましたが、文献上の研究では道教>陰陽道>神仏習合>妙見信仰>現在 といった流れでしょうか。

霊符は北斗七星を縁として妙見信仰とつながったようです。日本では大阪にある墨田妙見宮が鎮宅霊符を祀り、配布してくださっています。

そして、古代中国の時代の影響も受けています。多くの霊符に書かれている「喼急如律令」は「(中国皇帝の指令である)律や令のごとく、早く達成せよ」ということです。
日本の「律令制度」の律令とは違います。

神霊に授けられたという説と共に、霊符にはもうひとつ言われていることがあります。

様々な専門書に付け足しのように書かれていますが、仙道研究家の高藤聡一郎氏が「仙道符呪気功法」に書かれていたように、「符呪の模様は気の流れを示している」という説です。大宮司郎氏も「道教経典は三光=日・月・星の流動する真気の象をとったものが霊符である、との記述がある」と述べています。

以前開発した「霊符プロジェクター」も霊符を巨大投影することで、気の流れを呼び込もうというものでした。(巨大なものは気をもちます)

そのような成り立ちの霊符ですが、古い時代の書籍はすべて書写されて後世に伝わっているため、図の歪みも激しく、現代でも変化が起きています。曲線が直線になったり、つながっていた線がなくなったりしているようです。

例えば、現代では霊符研究の第一人者としては大宮司郎氏が挙げられるかと思います。氏の著作はどれもオリジナリティにあふれており、敬意をいだきます。

しかし氏が本に記載している霊符は理由はわかりませんが、やはり古い霊符とは違います。ほとんど入手難の「大上秘法鎮宅霊符七十二符」からもってきたのかもしれません。どちらにしても氏の本を孫引きしている本の霊符はわかってしまいます。

霊符は形だけでなく、作成作法もとても難しいものです。
昔から伝わっている方法は祭壇を常設するなど、ほとんど無理です。大宮司郎氏が「霊符の呪法」に作法を記載されていますが、霊符特有の筆順があるところでほとんどの人は挫折するのではないでしょうか?

もちろん作法に則って、まじないを行って作った霊符は開光処理も終えており効力は高いと考えられます。

開光処理とは、描いた図に呪文を唱え霊符とする処理のことをいいます。この作業により、紙に書いた図形が霊符となるのです。このことだけは知っておいてください。

巷の神社仏閣で売られている御札も印刷しただけでは単なる印刷物です。それぞれの神社仏閣が開光処理をするから、御札になるのです。
このことを知らないで「御札なんて単なる印刷物」ということはかなり恥ずかしいことです。そんなものをまともな神社仏閣が売るわけありません。
もっとも、有名であってなにもしていない神社仏閣もあるのですが。。。

一昔前は霊符の「開光処理は口伝」とされ、門外漢が知るチャンスはなかったのですが、大宮司郎氏の著作は家庭でもできるよう細かく記載されています。素晴らしいものです。

さらに大宮氏は「呪術・霊符の被疑秘伝」で切り取り可能な霊符を用意し、簡易的な開眼処理をご紹介くださっています。
それは、

「手口をすすぎ、両手にお札をはさみ眼前で合掌し、「天地の玄気(げんき)を受けて、福受光無量(ふくじゅこうむりょう)」を7回唱える」

というもので霊符になるということです。大宮氏の研究の結果です。

以上で、霊符を扱ういくつかの方法を書きました。
要約すると、

  • 星田妙見宮に参拝し、鎮宅霊符を授けてもらう
  • 大宮司郎氏の「霊符の呪法」に則り、霊符を作成する
  • 大宮司郎氏の「呪術・霊符の被疑秘伝」を利用し、霊符を切り取り簡易的な開眼処理を行う
  • 神社仏閣の御札は開光処理されているはず。

ですから、御札で試してもいいです。

ある人が「大吉のおみくじを転写してみた。。。」と問い合わせてこられました。
波動転写する場合、関心、願いの焦点が定まっていないと漠然としたことではなにも起きません。
「幸運になりたい」とか「おカネが欲しい」とかは自分がどういう存在になりたいのかはっきりしないので意味がありません。
なにもせずに暮らせるようになりたいと願っていれば、間違いなく生活保護の生活が待っています。
この世に生まれてきた自分の魂がなにをなしとげたいと願っているのか、贅沢、肩書、権力、見栄といった対人関係でしか成立しない外界を離れて、自分の中の声に耳を澄ませてください。

この記事を読んだ方がすぐに試せるように、また著作権の問題がおきないように、大正時代の鎮宅霊符の本から転写しました。
繰り返しますが、大宮司郎氏の本とは違うものがあります。
鎮宅霊符は災いを逃れるという符が多く、前向きなものはとても少ないです。
以下に前向きなものだけを選択しました。
霊符が少し傾いていますが、本に掲載されている霊符自体、傾いていたからです。

ピンとくるものを印刷して切り抜いて、大宮氏の示した簡易的な開眼法を使って霊符を作ってみましょう。
余力のある人は色を赤に変更すると、より本来の霊符に近づきます。

招金銀入宅富貴不遭殃禍符
家に富を招き入れて豊かになり、一生禍に遭うことがない。

招金銀自入大富貴符
家に財産を招き入れ、自然に豊かになれる。

厭状屍生殺鬼符
地中に埋もれた屍の霊鬼、生霊や死霊がもたらす祟りを防ぐ。

此符大招官職
職場での昇進や昇給などの願い、望んでいることすべて成就させる。

 

霊符を製作したら、さっそくフェイト・シフターで本人、家、などの写真に波動を転写してみましょう。

フェイト・シフターは思念やソートフォームを現実世界の波動に変換する装置です。霊符、護符を対象物へ伝える、まるでアンプのような働きをします。

ユーザーの方には教えられることばかりです。
もし、おもしろい経験をされたらお知らせください。

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